Notice: wp_enqueue_script が誤って呼び出されました。スクリプトおよびスタイルは wp_enqueue_scriptsadmin_enqueue_scriptsinit フック以降のみに登録・キュー追加できます。 詳細は WordPress のデバッグをご覧ください。 (このメッセージはバージョン 3.3 で追加されました) in /usr/home/opensync7/www/htdocs/wordpress/wp-includes/functions.php on line 3587
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Smart ePubのオンラインマニュアルとFAQ

メモ:EPUB3技術解説セミナー3(フォント埋め込み、ウェブフォント、EPUB制作最新情報)

http://openend.co.jp/wordpress/smart-epub/20120726-epub3-sem/

(注)2012年7月末時点での情報です。

 
電子書籍をつくってどのように検証しているのか(なぜ検証しなければいけないか)
・検証用のファイルをつくり、対象のデバイスでチェックする。
・何か適当なテキストファイルを使いEPUBを用意する。
・例としてSigilを使うが、EPUB3に正式対応していない。
・テキストを貼り付け最低限の見出しをマークアップする。
・余計な改行を削除する。
・見出しから目次をつくり、非常にシンプルなEPUBを作成した。
・これをリーディングシステムで確認する。
・iOSやAndroidアプリで試してみる場合はDropbox経由で表示するのが便利。
・リーディングシステムに表示させるとわかるが、何もデザインしていない(スタイルを指定していない)のに、見出しや行間などがそれなりに読みやすく表示される。
・これがリーディングシステムやブラウザなどのデフォルトスタイル。
・検証していくうえで、まずこのデフォルトを把握していないと意味がない。少しいじってうまくいかないので修正、ということを延々と繰り返していると大半が無駄な作業となってしまう。
・Sigilのビューモードでもデフォルトのスタイルがあたっていることがわかる。
・そのため検証用のスタイルシートを追加する。
・すべての要素にmarginゼロ、paddingゼロで指定する。
・まだ見出しの文字が大きいことがわかるので、フォントサイズも指定する。同様にboldにならないようにする。・これにより、ただテキストが並んだ状態になることがわかる。
・電子書籍元年と呼ばれた2010年以降、大量のEPUBが作られたが、CSSが指定されていないものが多い。しかしそれなりに読みやすいのはリーディングシステムのデフォルトスタイルが綺麗にあたっているため。制作コストがおさえられたメリットもあった。閲覧者もフォントサイズを自分の読みやすいサイズに変えたりできた。
・今のアプローチは、DTPのようにデザイナーがデザインを指定する。そのためリーディングシステムのデフォルトスタイルを上書きしていく(リセットする)。
・繰り返しになるが、このリセットしたらどうなってるかを把握できていないと無駄な作業が増える。リーディングシステムによって無理なことなのかデフォルトのスタイルなのかを切り分けられる。このための検証がとても重要となる。

フォントの埋め込み
・EPUB3の仕様にある、フォントのコアメディアタイプ=OpenTyepフォントとWOFFフォント。
・OSに入っているフォント、リーディングシステムにフォントが入っているか入ってないか、電子書籍(コンテンツ)にフォントが入っているか入ってないか、の各パターンがある。
・リーディングシステムによっては後からフォントをダウンロードできるようにしているものも。
・Himawari Readerはフォント別にフォントを含めたものを用意している。
・電子書籍にフォントを含めず、リーディングシステムにフォントを含めたものが多い。
・iPhoneとiPadではOSに入っているフォントが異なる。「iOS Fonts」というサイトでは情報がまとめられている。Androidは様々でそういったサイトはないようだ。
・ただiBooksはEPUB2拡張なのでフォントを埋め込むためには特殊なやり方をしている。「META-INF」フォルダ内に「com.apple.ibooks.display-options.xml」を置く。
・このようにフォントを電子書籍コンテンツ側にフォントを埋め込むことがフォント埋め込み。
・正しく記述すればフォント埋め込みを表現できるが、リーディングシステムに依存する。
・欧文フォントは色々活用できるが、日本語フォントはバリエーションが少ない。
・epub-samples(http://code.google.com/p/epub-samples/)にサンプルEPUBが公開されている。
・WOFFフォントを埋め込んだコンテンツの記載例などがわかる。
・フォントはEPUBパッケージに含んでいるため、後から簡単に取り出せてしまうことが問題になる。
・ツールによってサブセットで埋め込むことは可能。
・フォントの「難読化」が規定されている。これにより取り出せても開けないことになる。

ウェブフォント
・海外では様々なフォントを(画像ではなくCSS指定で)使ったサイトが増えている。
・フォントはサーバに置かれている。権利処理が終わっているので無料で使えるものもある。
・ダウンロードする時間差で指定する前のフォントで見えてしまう問題がある。
・いまKindleもkoboもブラウザで電子書籍を読むサービスという方向へ進んでいる。
・さらにコンテンツのバラ売り課金ではなく月額課金(あるジャンルの読み放題など)でサービスするというのがトレンドになっている。
・そうなるとウェブフォントという技術が重要になってくる。
・日本ではモリサワ社の「TypeSquare」がサービスしている。
・埋め込みフォントで100書体以上を実現するのは大変難しいだろうが、ウェブフォントによりブラウザで閲覧するという方向だと、様々なページデザインが出来る可能性がある。
・重いデータ(雑誌やコミック)などはダウンロードで読み、文字ものはブラウザベースで読むようになっていくかもしれない。

(参考)Adobe & HTML
http://html.adobe.com/

(参考)Kindle Format 8 Overview
http://www.amazon.com/gp/feature.html?docId=1000729511

 

 

EPUB3のトレンド
・EPUBというキーワードでGoogleトレンドをひくと、順調に伸びていっているように見える。だがこれはワールドワイドであって、国内でいくと実は興味関心が下がってるんじゃないかという感触。
・iPadにより注目が集まったことは確か。しかし縦書き表現などでガッカリ感が漂った。
・当時宝島社から出たムック「電子書籍の正体」では、「既存の出版流通を大切にしていく」姿勢を取るなどの動きもあった。
・検索数が落ちていったのも、電子出版ってビジネスにならないんじゃないか?という疑問のあらわれかと思われる。
・そしてEPUB3の仕様確定時期に、また盛り上がりをみせた。
・直後に楽天によるKoboの買収のニュース。
・その後、角川グループやYahoo!ブックストアのEPUB3対応のニュースによりまた盛り上がったり。
・2012年6月に緊デジではXMDFと.bookを基本採用として募集開始。
・直後の7月にアジア初のIDPFコンファレンス開催。
・EPUB3の普及で何がポイントかというと、やはりビューアごとの表示差異が問題となる。
・そして7/19にKobo Touch発売。文字モノの電子書籍が先行すると思われ、そのためInDesignからの書き出し方、対処の仕方がいろいろ問われるのが今年かと。
・表示の仕方を手さぐりで直していくとキリがないので、CSSリセットをちゃんとおさえておくとか、発行側とどこまで実現するかを話し合いながら進めていくのが現実である。

固定レイアウトへの試み
・Readiumはビデオを埋め込んで表現できるのはよいが、アップロードしているために著作権の関係するものは進めにくい。
・FireFoxがH.264対応してくれると大変ありがたい。
・固定レイアウトについては、実際に雑誌誌面をReadium上に再現するような試みもやっている。が、実際は読みにくい。やはりただ再現するのはどうかというところもある。ただ、どのように再現するかというのは日本人は好きだと思うので、そのトレンドはしばらく続くかも。

・ブックフェアの直後にIDPF主催でEPUB3 Advanced/Hybrid Fixed Layoutsワークショップが開催された。
・紙のページを単に模倣するのではなく、紙を超える固定レイアウト、リフローと連動する固定レイアウト、などなど。を目指している。
・Aquafadas(http://www.aquafadas.com/)の取り組みは興味深い。多層に構造された記述を持ち、各デバイス向けに表現できるようにするもの。
・OMF(Open Manga Format)はopfファイルを切り替えることにより表現をかえていくアプローチ。
・このような固定レイアウトを拡張するような記述をもちよって、検討がすすめられている。

・今後は技術的なところを追うのとビジネス性を追うのがはっきり二極化していく。
・流通販売経路の確立が急務である。
・販売機会のロスをゼロにしたい会社は電子化する。
・出版業界においてはマンガ、雑誌が売れたことで市場が伸びてきたことは大きい。今度はそこに電子書籍がさらに伸ばしていけるのだろうか?
・KDPはISBN無しでも登録可能なので、個人出版が伸びていくかも。